当科では医師2名、常勤理学療法士6名が配置されております。医師の診察で、理学療法の適応の有無を判定し、治療内容が決定され処方がでます。理学療法の実施を通して、皆様のニーズに応じた治療・援助を行います。

リハビリテーション医学とは、さまざまな病態や疾患や外傷などにより生じた機能障害を回復し、残存した障害を克服しながら人々の活動を育む医学分野であります。当科では、主として整形外科疾患、呼吸器疾患、内科疾患を中心に他部門と連携をとりながらリハビリテーションを提供しております。これらの治療手段には、理学療法あり、医師の指示のもと理学療法士が個別療法を実施しております。

現在の施設基準は、運動器リハビリテーション（Ⅰ）・呼吸器リハビリテーション（Ⅱ）を取得しており、質の高い医療を提供できるよう医療資格取得、医療技術の向上に日々、自己研鑽に励んでおります。新病院となり、リハビリテーション室は100㎡と広くなり、新機器類も増えました。

理学療法の目的は「身体に障害のある者に対して、主として基本的動作能力の回復を図る」とされています。基本的動作能力とは寝返り・起き上がり・座位保持・立ち上がり・立位保持・歩行などを指します。関節可動域運動、筋力増強運動、歩行練習、基本的動作練習を実施したりすることで、基本的動作の獲得を目指します。